認知症と診断されたら

認知症と診断されたら、その後の生活を考えると、本人やご家族が落胆してしまうのではないでしょうか。もう人生はおしまいだ、と思ってしまう人もいるのかもしれません。

しかし認知症と診断されても充実した人生を送っている人もいます。初期の軽度な認知症が判明した場合は、出来ることが沢山あります。

まず大切なのは、認知症と診断された個人の意思をはっきりさせることです。

自分はどのように人生の終盤を生きていきたいかを考えて、それを実行できるようにすることです。残された貴重な時間を有意義に過ごすことは、認知症とは関係なく大切なことです。

これは認知症と診断された本人だけでなく、 そのご家族にとっても重要な話です。

まず、安心・安全に過ごせることを考えていきましょう。

診断された後の大切なこと

  • 今後の安全な生活の確保
  • ご家族と話し合うこと
  • 経済的なこと
  • もしものときの後見人の選定
  • 終末期の意思表示

 

認知症で病院にかかる(セカンドオピニオン)

認知症と診断を受けて不安になり、他の専門医にも相談したいと思うときがあります。今はセカンドオピニオンといって第二の意見を聞いてみるのもいいでしょう。

ちょっと気になるお金の話|認知症の診断や検査の費用

認知症の検査にかかる費用の目安

認知症の検査では、問診や認知症チェックテスト、画像による検査、身体検査、脳波検査などの 4 つ の検査があり、問診によって疑われる検査をします。

個人的な経験では、初診で 2000 円の方もいますが、画像検査や血液検査などもやると 20000 円にも なるので、まずは電話で問い合わせてみましょう。

「現金を持ち合わせてなくてビックリした。」という方も多いようです。認知症の治療は高額になるの で、しっかり準備しておきたいですね。